今日の読書は太宰治

2024年2月24日(土)

今日は次男の習い事。近くの図書館で読書の日。

中島らもの続きを読もうと思ったら貸出中なのか見当たらず。

ゲーテにしようかと思ったけど、1時間ちょっとで読めそうな分量のものがなさそう。

芥川の読みたいものは購入済み(だけど未読)なので、芥川のことが好きな太宰にするか、と書架を見てみたら、太宰治にも芥川龍之介が書いていたような昔話のアレンジがあることを知った。

『お伽草紙』、読みやすくて面白い。4篇あったけど、お昼ご飯後の昼下がりの暖かい図書館は眠気に負けそうになり3篇でお迎えの時間になってしまった。

瘤取り

誰も悪者がいないのに不幸な人が出た話、という解釈。世の中、そんなことが結構あるよね。

浦島さん

亀がものすんごい喋る。丸々3ページ喋り続けたりしている。「驚くべき饒舌」とか書かれちゃってるくらい喋る。無礼ではないけど口が悪く、しかしウィットに富んだセリフでマシンガントークしていて、もはや亀が主役。締めの解釈も救いがあり新鮮。

カチカチ山

狸も兎も勢いがすごい。人を動物化しているのか、動物を擬人化しているのか、勢いがすごくてどちらの解釈で書いているのかが分からなくなる。婆さんの仇はどこへいった。この話の締めの解釈、シンプルである。読んでいて、自分の中の男性っぽい情けない部分を自覚してしまい、狸に同情したりもした。

舌切り雀は時間切れで読めず。

再度読みたいと思う本だったので、中島らもと一緒に来月の楽天で買おうかな。ハードカバーで欲しいのだけどメーカー取り寄せ品のようだ。電車内で読むなら文庫版だが、どうしようかな〜。

それにしても、ここ10年くらい、エッセイにしか興味が向かわなかったのだけど、なぜ小説に戻ったんだろうか。自分の感情の変化によるものなのか。自覚はなかったけど、想像力を働かせる余裕がなかったのかもしれないなぁ。だとしたら、ちょっと気持ち的には余裕が出てきたのかな。

昨日はビール2本と日本酒二合を飲んだけど、飲んだ後にしては珍しく熟睡した。寝付くのは遅かったので睡眠時間は5時間くらいだったけど、超スッキリ。私は一人酒よりも誰かと話しながら飲む方が翌日調子が良いようだ。誰と何を飲むかによるかもしれないが。

今日は長男とも次男とも、いつもよりは穏やかな時間を過ごした気がする。2人とも私の想像よりも色々考えているんだと思う。私はかなりせっかちで人の話を最後まで聞かずに思い込みで動く癖がある。今日、次男の考えていることの理由を聞き、その理由でそう思っているのか、と納得した。次男はかなり葛藤させてしまっている状態なので、考えは時間単位で変わることもあるけど、それがその時々の本音なんだろう。これからは、特に子達と話すときは、早合点せずに思いを最後まで聞くようにしたいと思った。

コメントを残す