2019年の夏休みの行先は紀伊半島にしました。
車がないと回るのが難しそうだったので、自家用車で向かうか迷いましたが、車を運転する夫の負担(私は都内に転居してから全く運転しなくなり完全なペーパードライバー)と、時間の節約を考慮し、
行きは羽田から伊丹へ飛び、レンタカーで滋賀からぐるっと紀伊半島を回り、南紀白浜から羽田へ帰る、
というプランにしてみました。
ちなみに車での移動の所要時間は、ナビタイムで調べて、余裕を持って目的地に行けるように、旅の行程を考えました。
1日目
羽田→伊丹
甲賀流忍術屋敷
伊賀流忍者博物館
伊賀の里もくもく手作りファーム泊
2日目
もくもくで朝のひと仕事などなど
伊勢神宮 外宮
夜ご飯を和田金さんで
コンフォートホテル伊勢泊
3日目
伊勢神宮 内宮
鳥羽のサザエストリートへ
夜ご飯を一栄さんで
鳥羽国際ホテル泊
4日目
鳥羽水族館
ホテル浦島泊
5日目
太地町立くじらの博物館
白良荘グランドホテル泊
6日目
アドベンチャーワールド
ホテル川久泊
7日目
南紀白浜→羽田、帰宅
途中途中で、寄り道したりしていますが、大雑把なプランは上記の感じで。紀伊半島は、東京からアクセスがあまり良くなく、行く機会がなかなか無いだろうと思い、一気に回ることにしました。(記事が長くなります。)
1日目
6時半くらいに羽田に着くように行ったので、この日も早朝に家を出たと思います。
まずは、羽田から伊丹に飛び、
伊丹でレンタカーで滋賀県(甲賀忍者)へ向かいました。
まずは甲賀忍者について学ぶVTRを他のお客さん達と集まって観てから、屋敷の中を見学しました。(このVTRの中で聞いたかどうか覚えていないのですが、甲賀忍者は、こうがにんじゃ、ではなく、こうかにんじゃ、らしいです。)
甲賀忍者、忍者装束に着替えられらるというので、子達のみお着替え。(最後にゴム製の手裏剣も貰えました。)
8月で暑く、汗だくになっていましたが、忍者になりきり気分になれて楽しんでいました。
手裏剣を的に当てる練習も。
長男はサウスポー。
手裏剣の持ち方や腕の振り方も、忍者屋敷の方に教えて頂き、最後の方が的中率高くなっていました。
撒菱が、植物を乾燥させたものだと初めて知りました。
手裏剣の形も色々。
屋根裏に潜むことも出来ました。他にも忍者屋敷だけあり、家自体に仕掛けがいくつかありました。
屋根裏への階段、私は詰まる気がして登らず。
甲賀を後にして、次は伊賀へ。
その前に、腹ごしらえ。
忍者屋敷周辺で食べようと思っていたのですが、そこの下調べはしておらず、全然お店が見当たらない。
探しながら車を走らせていたら、「道の駅あやま」の看板を発見。
道の駅なら、何かあるかも、と吸い込まれるように入りました。
道の駅の中に入っていた、ラーメン日向家さん。
色々ありましたが、あらごし豚骨醤油ラーメン、という、汗をかいて塩分を欲している体に打ってつけの文字が素敵で、迷わず注文。
本当にめちゃめちゃ美味しかった〜!!
旅の間、「初日のラーメンをまた食べたい」と何度も思ったくらい美味しかった。今もまた食べたくなってきた。
麺もスープも具も、全部、私の好みだったのと、
お腹が減って倒れそうだったのとの相乗効果で、
甲賀に行く時はまた行きたい、と思うくらい美味しかったです。
夫も子達も満足して、道の駅を出て、再度伊賀に向かって走り始めると、
なんか道沿いに急にお店が増えました。
それでも、最初に道の駅があって良かった、と心から思うくらい、日向家さんのラーメンが美味しかったのです。
甲賀忍者と伊賀忍者をはしご予定でラーメンがお好きならば、ラーメンの好みはそれぞれだとは思いますが、道の駅あやまに是非とも寄って頂きたいです。
伊賀流忍者博物館は上野市駅すぐそばです。
上野市駅と言えば、この年の2月に、伊賀市が「忍者市駅」を愛称として併記した、と話題になった駅です。
何かのイベントで駅周辺は混み合っていて、駅舎を見に行こうという発想が出なかったのだけど今思うと、忍者市駅の看板を見ておきたかった。
しかし、甲賀的にはその名前はどうなんでしょう。忍者と言えば伊賀!みたいなイメージが強くなってしまうのでは。
そもそも、忍者ハットリくんにより、伊賀は良いもの、ライバルの甲賀忍者のケムマキくんは、なんとなくヒール的な存在の印象になってしまっている気がします。
まずは、ちょうど忍者のショーの時間だったので、そちらを鑑賞。
写真撮影不可のため写真はありませんが、忍者に憧れるショー内容でした。カッコいい。
ショーの後は、再度手裏剣を投げてみました。
午前中に甲賀で練習した成果か、なんか上手くなっていました。
傘にボールを投げ入れる、という、忍者に関係しているのかどうか分からないゲームもしてみました。
忍者博物館、なので、忍者に関する展示もたくさんありました。
トラップや隠れる仕掛けがある部屋も見学して、忍者について少し詳しくなれた気がします。
忍者博物館を後にして、1日目の宿泊先へ。
農場体験も出来て、美味しいお肉が食べられて、部屋は全部コテージ、という、子連れにも嬉しい施設です。
受付からも近くて、ゴミステーションからも近いお部屋でした。ドーム型でロフト部分にも布団が敷けます。ベッドが3つ、ロフトに布団を2組敷けるので大人も5人で泊まれます。
子達がロフトで寝たがり、子達だけで寝るのは階段など危ないかな、と私もロフトで寝たため、ベッドは1つしか使用しませんでした。
次男は「2階があったお部屋、楽しかったね!」と未だに言っています。ロフトが非日常で印象深かったようです。
コテージにもお風呂はあるのですが、温泉があるので、コテージに荷物を置いたら、まずはそちらへ。
野天モクモクの湯。
こちら、とっても良かったです。本当に野天。
野天も露天も同じ意味のようですが、より、「野」という感じでした。
ありのままの姿で、ちょっとずつ離れている湯船に入るため外を歩くので、なかなか普段は出来ない体験かと思います。
温泉後は、施設内を散策して、夜ご飯はBuuBuuハウスへ。
お腹いっぱい肉も食べられて、地ビールも飲めて、外では流しそうめんのイベントもしていて、大満足。
コテージまでの登り坂が満腹でほろ酔いの体には少しきつかったですが、それはそれで良い思い出。
充実した1日目を終え、ぐっすりと寝られました。
2日目
前日、チェックイン時に選んだ「朝のひと仕事」に6時半頃にコテージの受付に集合してバスでジャージー牧場へ移動。
確か、乳搾りを選んだと思うのですが、乳搾りだけではなく、餌も食べやすいように整えたりも出来ました。
初めての乳搾り、次男はビビりながら触っていました。
朝のひと仕事、他にも色々あるし、季節によって内容も違うみたいです。
近くに住んでいたら、朝のひと仕事めあてに何度も泊まりに行きたい。
(遠いから行けないのが残念。)
ひと仕事後は、PaPaビアレストランで朝ごはん。
朝ごはんはビュッフェ。子達は少食なので食べられる量のみ取りましたが、私と夫はがっつり取っておかわりもしました。
朝ごはん後、コテージで少し休んでからチェックアウトして、
予約していた手作り体験教室のジャージーアイスクリームづくりへ。
このために持参したエプロンを着けてひたすら混ぜてボウルを回してアイスクリームを作りました。
が、何が違うのか分かりませんが、私が回しても全然固まらなかったアイス、夫に交代したら固まった。何故なのか。回転の速度の問題なのか。
ブルーベリーヨーグルト、子供達は普段あまり好まないのですが、自分達で作ったら美味しいようで、笑顔で食べていました。
ミルクももちろん美味しかったです!!
アイスクリームを作った後、ファーム内のスタンプラリーをしようと始めてみたら、やぎに会ったり色々見られたりで楽しいのですが、広いやら暑いやらでバテました。
何か飲んでからファームを出ようと、とまとcafeに寄ったのですが、
暑さのため店内は満席で、テラス席しか空いていない。
しかし何か食べたいしかき氷がどうしても食べたくてオーダー。
混んでてオーダーまでに時間がかかり、かき氷が出来るまでにかなり待ちましたが、暑い中で長い時間待ってでも食べる価値のあるかき氷でした。(4人で食べてあっという間に無くなった。もう1個頼みたかったけど、もう待つのは暑くて無理、と、諦めました。)
早起きして暑い中で歩き回った子達は車に乗ったらすぐに寝ました。
この日は、
伊賀→伊勢
へ移動。
お昼ご飯を、どこかで食べたかどうか、覚えていない。
チェックインの時間より早く伊勢に着いたため、まずは2日目のうちに伊勢神宮の外宮へ。
伊勢神宮外宮、緑が多くて、なんだか清々しい気持ちになりました。
ホテルのチェックインが出来る時間になったので、早々とホテルへ。(ホテルの駐車場が先着順だったので出来るだけ早めにチェックイン。
伊勢神宮の近くには温泉を楽しむ旅館的な宿泊施設は見つけられず、ここだけはビジネスホテルにしましたが、コンフォートというだけあり、とても快適でした。都内のビジネスホテルとは比べ物にならない広さでびっくりしました。)
夜ご飯に出掛ける前にシャワーを浴びて、コインランドリーで洗濯もして、しばし部屋で休憩してから、夜ご飯の目的地の和田金さんのある松阪まで電車で移動しました。
旅先で地元の電車に乗るのも、なんだか楽しいです。
伊勢に行く、と上司に報告したところ、和田金さんを複数の上司からおすすめ頂き、気合を入れて数カ月前から予約をして訪問しました。
写真左上はお子様メニューなのですが、質もボリュームも凄かった。
大人でも十分満足する内容。
そして大人のすき焼きも凄かった。(私たちは調子に乗って、あみ焼きまで食べました。)
煮るのではなく焼く。まさにすき焼き。
何枚でもいけてしまいそうなくらい美味でした。
夏に食べるおもちも、デザートのメロンも、すき焼きの前に出して頂いた三種盛も、どれもこれも本当に美味しくて、とても幸せな気分で、再度電車に乗って伊勢へ戻りました。
3日目
3日目は伊勢神宮内宮を参拝&おかげ横丁に行くべく、気持ち早めに起きてホテルで朝ご飯を食べて、車で伊勢神宮内宮へ。
駐車場がたくさんあり、どこが近いのか、いまいち把握してないまま出発しましたが、おかげ横丁にも行くには、ちょうど良いところに停められたと思います。(まだ早い時間だったので駐車場は空いていました。)
まずは、伊勢名物の赤福本店へ。
赤福本店、なんと5時から開店しています。(赤福本店に着いたのは9時でしたが。)
小さい頃から赤福が大好きなので、念願の赤福本店です。
次男は、餅もあんこも苦手なので、赤福は3人前。
本店で頂く出来立ての赤福は、お土産で駅などで買う赤福より、より美味しいような気がしました。
(暑さのせいか、あんこも餅も好きな長男も1個で良い、となり、私が3個か4個食べたような気がします。いくらでも食べられる。)
猛暑で汗が吹き出していたため、早めの時間から開いていたお店で、汗を拭うための手拭いを買い、まずは伊勢神宮内宮へ。
前日の外宮は、人はまばらでしたが、内宮は朝から賑わっていました。
そして、なんだか空気が違う気がする。
樹木もすごいし、五十鈴川も綺麗だし、
至る所にパワーが秘められている感じ。
日本の神社の総本山!という雰囲気をひしひしと感じました。
参拝を終えると、参道のお店も開店していたので、手拭い屋さんで伊勢っぽい手拭いを数枚購入。(手拭いばかり買っている。)
手拭い屋さんを出たところで、向かいにあった伊勢うどんのお店が開いたようなので入りました。
伊勢うどんをお昼ご飯に食べよう、とは決めていたのですが、お店は調べておらず、偶然入ったこちらの奥野屋さん、人気店のようで、出るときには待っている方もいました。
コシがないのが特徴の伊勢うどん。
讃岐うどんを食べ慣れている自分としては未知のうどんでしたが、前もってコシがないと分かっていたためか、これはこれで美味しいです。
お年寄りや子供には、このコシの無さが、むしろ良いかもしれません。
出汁醤油は色の割には味は濃過ぎず、柔らかいうどんと合っていました。
私以外の家族は、暑さのためか、ざるうどんにしていました。
お昼ご飯のあとは、おかげ横丁へ。
特に目的のお店は無かったのですが、○○横丁、というのは雰囲気だけで楽しくなります。
神話の館、というところが面白そうだったので入ってみたところ、こちらが期待以上に良かったです。
こちらのおかげで、子達も私も、イザナギ、イザナミ、アマテラスオオミカミ、スサノオノミコト、ツクヨミノミコト、について、学んで、覚えられました。
(こちらで売っていた古事記の漫画を長男が欲しがり、楽天で買いました。)
神様達、とても欲のままに行動していたということが分かり、なんだか親近感が湧きました。
神話の館で学んでから参拝の流れだったら、参拝中の気持ちも、また違っていてかもしれない。
内海清美さんの和紙彫塑の神話人形が素晴らしかった!
伊勢に行くことがあったら再訪したいし、これから伊勢に行く方にもオススメの場所でした。
雰囲気の良い酒屋さんで甘酒も飲んで(私と甘酒好きの長男のみ。次男は甘酒もあんまり好まない)、雑貨屋さんに立ち寄りながら駐車場へ戻りました。
駐車場の横にあるお店の一つに赤太郎のグッズのお店がありお邪魔しました。(ツボに入るものがなく、残念ながら購入はしませんでしたが。)
伊勢の次は鳥羽に移動。
鳥羽で泊まるホテル近くにある、さざえストリート。
夕飯を食べるには、閉店の時間が夕方と早く、おやつの時間にお邪魔しました。(昼ご飯は早めの時間に、うどんだったので、いい感じにお腹が空いていました。)
焼き貝のお店ばかりが(HPによると)11店舗並んでいて、どこに入るか迷いましたが、呼び込みしてなくて先客のお客さんが入っていた、
水沼さざえ店さんに入りました。
(同時に複数の店舗から声をかけられると、どちらにも入りづらくなるのです。入らなかった方に申し訳ない気持ちになって。)
お店のお母さん、とても温かく、でもさらりとした、素敵な方でした。
そして貝が、どれもこれも美味しくて、ちょっとおやつに、どころではない量をバクバク食べてしまいました。
貝の種類も豊富で、食べたかったあわびの他、生牡蠣や焼き牡蠣や大あさり、はまぐりなど、せっかくだからと食べまくり、
うにご飯も頂き、
夫は運転なので私だけ、イセシマハイボールを飲み、
子達にはひおうぎ貝の貝殻など、綺麗な貝殻をくださり、
貝やうにを触らせて頂き、
貝の根付まで頂き、
何から何まで、素敵なお店でした。
チェックインの時間になったので、鳥羽国際ホテルに向かいました。
夕飯は、鳥羽国際ホテル周辺で評判の良い、一栄さんを予約しているので、それまでにホテル内のお風呂に入り、ホテル名物のチーズケーキを食べてお部屋でのんびりしました。
お風呂は、パールオーロラ風呂という、伊勢志摩らしいお風呂でした。
ミキモトが開発した真珠由来成分を配合したお風呂らしい。
温泉ではないけれど、非日常を楽しめる綺麗なお風呂でした。
泊まる部屋は角部屋っぽい部屋にしてみました。
景色がすごく良かった!!開放感がすんばらしい!!
のんびりした後は、ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらおうと思ったところ、ホテルの車で送迎して下さいました。
(すごく近いところでしたが、ホテルが長い坂の上にあるので、車で行った方が良さそうです。)
一栄さん、海のものも、海のものではない一品料理も、どれもこれも、とても美味しかったです!
海の幸をたらふく頂き、大満足でホテルに帰りました。
4日目
宿泊先に鳥羽国際ホテルさんを選んだ理由が、美味しいと評判の朝食!!
品数は多くはありませんでしたが、一つ一つのお料理が本当に美味しくて、もっと泊まっていたかったです。
ホテルの方々の接客も素晴らしく、今回の旅で一番リピートしたいホテルはここでした。
お腹いっぱい美味しすぎる朝食を食べて、チェックアウト後は、鳥羽水族館へ。
まずはセイウチショーが丁度いい時間にあったので軽い気持ちで行ってみたら、ノリと迫力に衝撃。
セイウチの芸達者ぶりにも驚くし関西ならではの飼育員さんのノリも楽しいし、まさかセイウチにタッチできるなんて!貴重な体験!!
セイウチが自分の住処に帰って行くところまで見学できました。
鳥羽水族館は規模はすごく大きいわけではないけれど、展示がそれぞれ工夫されていて本当に楽しかった!!また行きたい!
水族館好きのため色々と訪問していますが、こちらの水族館、男鹿水族館GAOと並び、自分の中のベスト水族館になりました。
たっぷり遊んでから、次の目的地の那智勝浦に向けて出発です。
この、鳥羽から那智勝浦までの道のりが思った以上に長く(今、地図を見返してみたら、そりゃ長いはずだわ、っていう距離でした。)、しかも運転していた夫によると「無限ループみたい」に似た景色の繰り返しで、なかなか辛かったようです。
数時間かけて、無事に那智勝浦に到着し、駐車場に車を止めてホテルのバスに乗りホテル浦島のお迎えの船の船へ乗り継ぎ。
ホテル浦島は改装工事中でしたが、ネットサーフィンしている時にここの大浴場を知り、温泉好きな子供達に楽しんでもらおうと思っていたので、迷わず予約。
とても広いホテルでどこのエリアに泊まるか迷いましたが、景色が良く、エリア限定のお風呂もあるという山上館に泊まることにしました。
ホテル浦島の温泉は複数あるので、夕飯前に2つは入ろうと早速お風呂へ向かいました。
入ってみたかった洞窟風呂、歴史も感じるしダイナミックだし、もちろん気持ちも良いし、とても良かったです。
磯の湯にも入り、さっぱりしつつ、私はコインランドリーでも洗濯をして夕食へ。
夕食時には偶然にもこの日に延期になっていたという花火も見られました。
そして昭和からの温泉宿といえばゲームコーナー、ということで、ゲームコーナーでしばし遊びました。
5日目
朝は海からの朝日がとても綺麗で感動。
そして朝に山上館宿泊者専用の遙峰の湯へ行き、朝ご飯を食べて少しまったりしてからチェックアウトをしました。
チェックアウト後は、旅の計画を考えている時にホテル浦島周辺で観光スポットを調べていて気になった、くじらの博物館へ。
ここ、かなりおすすめスポットです。くじらと近くで触れ合えるのに、全然混んでなかったのは、アクセスがしづらい場所にあるからなのか。
平日とは言え夏休みなのに、ゆったりじっくり楽しめる素敵スポットでした。
カヤックアドベンチャーを体験したのですが、くじらたちが本当に可愛い!!うまく漕げなくて進めないでいると、くじらが押して進めてくれて助かりました。賢い。
くじらの博物館に向かう途中に『落合博満記念館』の看板を見かけ、ちょっとそちらにも立ち寄りました。
落合さんの銅像がなぜパンイチなのか気になりましたが、落合博満ファンの夫は、おそらくここがこの旅で一番行って良かったスポットになったと思われます。
ビデオシアターの背面にはふくしくんのおもちゃがたくさん並んでおり、子達も飽きずにいられました。信子さんの油絵もたくさんあり、時間もちょうどお昼時だったので、お昼ご飯はこちらの喫茶で頂きました。(アルバイトっぽい若者3人がレンジで温めて出してくれていました。それはそれでなんだかほっこりしました。)
太地町を後にして、次は最終目的地の南紀白浜へ向かいます。
南紀白浜での最初の宿は白良荘グランドホテルさん。
南紀白浜は気になるホテルだらけで選ぶのにかなり迷いましたが、こちらのホテル、白良浜の目の前にあり、『砂浜まで徒歩30秒』というフレーズが決め手となり選びました。
実際、30秒、というより直結で、また泊まりにきたくなりました。
チェックインして、早速水着に着替えて、子達は初めての海!
肌が弱めで食物アレルギーのある長男が海水に入れるか心配でしたが、以前行った宮崎のシーガイアのホテルの温泉が海水で、図らずしも海水デビューして無事を確認していたので、幾分安心して海に入れました。
(ちなみに私も子供の時に、確か熱海の海で蕁麻疹が出たような気がしており、大学は海の近くでしたが、海水を避けて生活をしていました。そしてシーガイアで大丈夫そうなことが分かり、幾分安心して入りました。)
初めての海に子供達の腰が完全に引けていましたが、初めての天然の波を楽しんでいました。
子供達、走るのは早いのですが泳げず、水泳も決して習いたがらず、海に長くいるのは心配だった(というか、子達も特に長く海にいたがる様子はなかった)ので、早々にホテルのプールに移動。
長男は学校の夏休みの間にあるプールの日程と旅行の日程が被ってしまい、学校のプールは最終日のテスト(?)だけ参加する感じになっていたので、旅行の最後の2日で練習をしようとプールがあるホテル、というのもホテル選びのポイントとなっていました。
海に行く人が多いのか、そんなに混んでおらず、そして数m泳ぐことが目標だったので、結構ちゃんと練習が出来ました。
プールから戻り、夕食前にホテルの温泉に入りましたが、ここの露天風呂、ビーチに程近く、なんならビーチから見えちゃってるんじゃないかな、ってくらい近く、不思議な気分になりつつ気持ちよく入りました。
露天風呂の壁にカサカサと多数のフナムシがうごめいており、カサカサ動く系の虫が苦手な私はゾワッとしましたが、他のお客さんのお子さんが「むしさん、かわいい!ともだちになりたい!」と言っていて、ゾワッとした自分を恥じました・・・。
というくらいビーチから近く、素敵なロケーションでした。
温泉後に夕食を頂きにレストランへ行きましたところ、こちらでも丁度花火が上がる時間で、夕食を頂きながら連日の花火鑑賞となりました。
夏休みということで、広間がゲームセンターのようになっており、夕食の前だったか、後だったか覚えていないのですが、ここでも子達がハッスルしていました。
6日目
朝ご飯をいただき、チェックアウト後に足だけつかりに海へ。
ここのホテル、予約がやや遅れて小さいお部屋しか空いておりませんでしたが、ロケーションの素晴らしさから、こちらもまた泊まりたいと思うお宿でした。
チェックアウト後、この旅のメインイベントのアドベンチャーワールドへ。
の前に、開園までちょっと時間があったので、お土産を探しに、とれとれ市場へ。
実家や職場や友人などなど、たくさんお土産(1粒ずつパックされている高級そうな梅干しや、みかんが丸ごと入ったゼリーなどなど。海鮮もあって、フードコートも良さげだったし、近所に住んでいたら定期的に通いたい感じ)を買い込み、とれとれ市場から段ボールに詰めて自宅に発送しました。
アドベンチャーワールド、とれとれ市場に思ったより長居してしまったため開園よりも遅く到着してしまいましたが、入り口のゲートからそんなに遠くない場所に駐車出来ました。
まずは、予めWeb予約していた、遊園地のフリーパスも込みのリストバンドをゲットして、開演時間が一番近かったイルカショーへ。
水を浴びたい人は近くにどうぞ、的な感じで、子達が行きたがっていたので行っといで、と言ったものの、着替えを持ってきていなかった。この後、売店で買おうとするも、Tシャツはあるもののボトムスがなく、下着もなかったため買えませんでした。暑くて自然乾燥したので、夏の天気の良い日は着替えなしで大丈夫かもしれません。
水族館的な建物でペンギンに会ったり、アドベンチャーワールドっぽいごはんやデザートを食べたりしつつ、広大な園内を移動。
その後は、パンダラブでめちゃリラックスしているパンダ達に会い、
子達が一番テンションが上がるであろうプレイゾーンへ移動。
私も手ぶらで楽しもうと、スマホも含めロッカーに預けたので、写真が少ない〜。
小雨がぱらついていたので稼働している乗り物が少なめでしたが、動いているものは、ほとんど乗りました!
本格的なジェットコースターのビッグアドベンチャーコースターも子達も「乗ってみる!」と言ってくれたので乗りましたが、子達には刺激が強過ぎたようで、ここで乗って以来、ジェットコースターに乗らなくなりました。(次男は動き出した瞬間から「おろして〜!やめて〜!」と泣き叫び、長男は無言でしたが降りたら顔が固まっていて「大人の歯が抜けそう・・」と、魂が抜けかけていました。
そして次男はしばらく、「もうあの緑の、乗らない・・・?」と警戒する様になってしまいました。
プレイゾーンを満喫した後は、サファリワールドへ。
サファリゾーン、バスに乗って回りましたが、思っていたより充実してとても良かった。そしてバスに乗って休めて良かった。
最後に1歳になったばかりの彩浜に会いに行きました。
上野のシャンシャンを見るための大行列は一体・・・、というくらい、たっぷりじっくり近くで遊んでいる様子を観ることが出来て、パンダってこんなに活発に動くのか!!と驚きました。
10年ほどまでに四川の成都パンダ繁殖育成研究基地でパンダを抱っこしましたが、遊びまくる彩浜を見ていると、その時よりもパンダに対する愛着が湧きました。(抱っこは、それはそれでとても貴重な体験でした。こどもパンダのデカさにビビりましたが。)
アドベンチャーワールド、1日でプラン立てちゃったけど、次にくる機会があれば、丸々2日は欲しい。南紀白浜だけで5日くらい過ごせそう。
さて、最後の宿泊場所は、なんだかとってもゴージャスな、ホテル川久さん。雨が降っていても屋内のプールで遊べて、かつ温泉とご飯が楽しめるお宿、ということで決めました。
ナビを頼りに走っていたら、突如現れた古城風の建物。
そして金ピカだけどチープさは無く、床のモザイクも美しい内装。
ランドリーサービスはないため、近くのコインランドリーを探してまずは洗濯物を入れて、戻ってきてから温泉へ行き、温泉出てから取りに行ったような気がする。
ここの温泉、なんだかとてもすごかった!
2箇所あり男湯と女湯で日替わりだったので、到着日と出発日にそれぞれ入ってみたのだが、どちらもとにかくすごかった。
私がまず入ったのが、邸宅リビングスパという、暖炉を中心に座ってくつろいだりシルキーバスに入ったり寝湯に浸かったりできて、シャワーブースは完全個室になっているし、湯上がりはソファに座りながらテラスでアイスクリームやドリンクを頂けちゃう、こんなの初体験という贅沢空間。
ここに1日だけなんて勿体無い・・・、という気持ちにこの時点でなっていた。
ご飯は夜も朝も王様のビュッフェにしていたのだけど、これまた王様というだけあって、美味しくて美しい料理が並んでいて、夜は地ビールも飲み比べして楽しみました。
和洋中とも堪能し、昼間遊び疲れた子達が寝かけて(というか寝て)しまったので、ご馳走様にして部屋に戻り、金曜ロードショーか何かで放送していたポニョを見たような気がする。
7日目
最終日。まずは温泉へ。
この日は私は和風の悠久の森 露天風呂へ。広くて清潔で落ち着く露天風呂でした。内風呂には漢詩が書かれていて、なんだか幻想的な空間でした。パウダーコーナーも一人一人が仕切られていて、周りをあまり気にせず利用出来るところが素晴らしい!
朝ごはんもモリモリ頂き、先にチェックアウトの手続きをしてからプールに行きました。
プールは普通の温水プールでしたが、中途半端な時間に行ったせいか、ほぼ貸切に近い状態で心ゆくまで長男の水泳の練習が出来ました。(次男は楽しく遊びました。)外にはジャグジーもあり、これまた非日常な感じで最後の最後まで楽しかったです。
後ろ髪を引かれつつ、南紀白浜空港へ。
空港の隣のレンタカー屋さんで車返却したところ、走行距離にひかれました。走り過ぎた。
南紀白浜から羽田へ無事に戻り、軽くお昼ご飯。
旅で美味しいものばかり食べていて、帰ったら悲しくなるんじゃ、と思っていましたが、こちらのチーズトーストが美味しくてびっくりしました。東京に住んでいるメリットのひとつが、美味しいお店が集まってくるところにあると思っています。このお店の本店は大阪ですが。
以上、6泊7日の紀伊半島の子連れ旅でした。
今年はオリンピックがあるし近場で、と思い群馬に4泊5日で計画していたのですが、新型コロナの影響で東京からは出かけづらくなったため、都内で過ごし、旅行らしい旅行はこの旅以降出来ておりません。
来年の夏はどこか遠方に行けるようになっているといいな。